「旧約聖書の思想」−その7−
「啓示と信仰」一神と人間の関係一

林 宣雄牧師


 A.虹をあおぐ
 ノアの洪水と箱舟の話は有名です。愛光保育園の子どもたちと保育室いっぱいにダンボールでノアの箱舟をつくり、箱舟にいろいろな動物たちを製作して楽しんだことを想い出します。ノアは、その時代の人々の中ではめずらしく正しく、かつ全き人でした。彼は神への信仰と服従に徹した人です。神はノアと家族を残し、救ってくださったのです。 人間の罪に心を痛めつつも、ノアたちの未来に希望を託したのです。そして、洪水が終わって新しい時代が始まった時、天にかかった美しい虹によせて「もう二度と洪水で滅ぼすことはない」と約束された。

 B.信仰の父アブラハム
 ハランに移住したアブラハムは、やがてカナンヘの旅に出かけます。それは「わたしが示す地に行きなさい」という神の命令がありました。そして「わたしはあなたを祝福し、あなたの名を大きくしょう、あなたは祝福の基となるであろう」と言われた。神とアブラハムとの間に「契約」がとりかわされます。彼にも欠点はありましたが、神を信じ、神の命令に従う姿勢に学ぶものがあります。アブラハムに続くイサク、そして創世記最後の人ヨゼフにいたるまで、神の導きがありました。 アブラハムの後、神の選びが新約においてイエス・キリストに結実されています。

〔2007年6月24日〕