「動物としての『ヒト』を見る」

林 宣雄 牧師

 

動物は何をしているか。全く何もしていないか、あるいは特別なことは何もしていない時間が多い。食物を取る時間だってエサがあればまったく何もしない。動物園で飼育されている動物たちに人間は何かのゲームやショーをさせたがる。動物としての「ヒト」が他との関係は本来は「曖昧なもの」である。

親子の関係とか、友人の関係とか、夫と妻の関係が毎日、なぜぎちぎちしているのか。

 

「空の鳥をよく見なさい。・・・野の花がどのように育つのか、注意して見なさい」

  (マタイによる福音書6章26・28節)

 

 優れた知力と自由を持ち、直立二足歩行によって手の動きを容易にした人間としてのヒトは文化や文明を身につけた。その文化や文明だけが優先して、自然環境の破壊がすすめば「ヒト」としての人間は滅んでしまう。

                         〔2005年11月5日〕