『手仕事の日本』

林 宣雄牧師

 昔から、日本人は手仕事がどんなに大切なものであるかを知っていました。今頃(このごろ)は何でも機械で処理します。最近「手仕事の日本」(柳宗悦著)という本を読みました。その本の後記に「手仕事こそは日本を守っている大きな力の一つなのであります。」と語っている。さらに、附録に「手仕事の日本」地図も載せられており、地方的な郷土との役割関係をも論じ紹介しているのは興味深い。例えば手漉(てす)きの紙や()轆轤(ろくろ)の焼き物など、今も作り続けている国は、他には(まれ)ではないかと思う。手という言葉も多く用います。「手堅い」や「手本」「手腕(しゅわん)」「腕利(うできき)」「腕揃(うでぞろい)」「(じょうず)」  「下手(へた)」「読み手」「聞き手」は手という字を添えて人の動きを示している。

(ほどこ)しをするときは、右の手のすることを左の手に知らせてはならない。」
                           (マタイ6章3節)


                         〔2006年3月5日〕