『キリスト教の暦について』

林 宣雄牧師

 キリスト教は、その地域や伝統によってさまざまな流れがある。すべての教会が同じ祝際日を祝っているわけではない。使用している暦がそもそも違うからである。

 16世紀、キリスト教では二つの大きな出来事があった。ひとつは宗教改革でもうひとつは暦の改定である。ユリウス・カエサルが定めたユリウス暦は千六百年以上の長きにわたって運用されたので、その間に誤差が 10日にも達していた。そこでローマ教皇グレゴリウス十三世の時に、ユリウス暦の1582年10月4日()の翌日を10月15日()とした。この時以来、現在に至るまで使われている暦がグレゴリウス暦と呼ばれるものである。

 この改定はローマ・カトリック教会が独断で実施したため受け入れには時間を要した。

 イギリスでは1752年、ロシアでは革命後の1918年である。日本では1872年に太陽暦を導入し、1898年に現行のグレゴリウス暦に移行した。現在でも多くの東方教会でユリウス暦(旧暦)を使いつづけている教会もある。 (「キリスト教歳時記」を参照)

「何事にも時があり、天の下の出来事にはすべて定められた時がある。」 mmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmmm(コヘレトの言葉第3章1節)


 
                                 〔2006年4月9日〕