(せい)(がい)()について』

 

林 宣雄牧師

 

 「聖衣」のビデオをひさしぶりで見た。

 「聖衣」とは、イエスが生きていたときに着ていた服であり「聖骸布」とは、イエスが死んでからその死体を包んだ布のことである。

 1978年8月27日から10月8日まで一枚の布を見るために 350万の人が北イタリアのトリノ市につめかけた。理由は、その布がキリストの遺体を包んだものだと言われるからである。

 内田康夫氏がこの「聖骸布」の(なぞ)をめぐる名探偵・浅見光彦を登場させてミステリー叙事詩「イタリア幻想曲」を書いている。

 313年、コンスタンティヌス大帝がミラノの(ちょく)令によってキリスト教に自由を与えた結果、聖地にいろいろな記念堂が建てられた。

 この聖堂の中に十字架、釘、むち、いばらの冠、弟子の足を洗ったたらい、墓の「亜麻布」も保存された。4.36×1.1メートルほどの杉綾織の亜麻布である。聖骸布の表には、顔、目、口、髪の毛、髭、肩、胸、手、足が見え、裏には頭から足までのうしろ姿が見える。

「身をかがめて中には入らなかった。続いて、シモン・ペトロも着いた。彼は墓に入り、亜麻布が置いてあるのを見た。」
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa(ヨハネ20章5節、6節)

                〔2006年4月23日〕