『チェルノブイリ原発事故から20年』

 

林 宣雄牧師

 

 原発事故から4月26日で20年になる。ラジオやテレビ、新聞等で報道されている。現地に住む住民への影響の大きさに驚かされる。

 写真家・映画監督の本橋成一氏が事故から5年後に現地を取材した。爆発した4号炉や放射能を浴びた子どもたちを病院で撮影した。
 30数回訪れ、映画「ナージャの村」(1997年)「アレクセイの泉」(2002年)を制作した。

故郷が地図から消えた人々の悲しみを映像に刻みこんだ。「測定器がなりっぱなしの4号炉や被爆した子どもたちを前にして、何と言えばいいかわからない。…豊かになろうと思い進めてきたもので、こんな目にあわせて」と本橋氏は語る。「180キロ離れたナージャの村に行った。そこは、当日の風と雨で運悪く汚染地区になった村です。今、人々のなかで事故が風化し始めています。チェルノブイリ事故を警告と受けとめないと、もっと大きな事故が起こると思います。」核は、命だけ奪うのではなく、人間の歴史や文化、そして大切な想い出も奪うものなのです。

「わたしは、火が混じったガラスの海のようなものを見た。」
aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa(ヨハネ黙示録第15章2節)


                〔2006年4月30日〕