『子どもの日』

 

林 宣雄牧師

 

 5月5日の「子どもの日」は、かつて「(たん)()の節句」と言われました。「端」とは月の始めのことです。「午」は(うま)のことです。

 中国の習わしから、5月5日が端午の節句となったのです。広く、子どもの成長を祝う日として「子どもの日」とされたのは戦後になってからです。平安時代に日本に伝えられた(やく)()けとして薬草を用い邪気をはらったという中国の習慣です。殿舎の軒に(しょう)()をさしたところから「菖蒲の節句」とも呼ばれた。

 子どもの頃、湯槽に菖蒲を浮かべて薫りとともに入浴したことなど想い出されます。

 「子どもたちのイラク」(岩波ブックレット)という小さな本にイラクの子どもたちの画いた絵に出会いました。アメリカ軍が湾岸戦争時に使用した(れっ)()ウラン弾が原因と見られる白血病で、今も多くの子どもたちが死亡します。とてもつらい、悲しい、心がつぶされそうです。

 イエスは言われた。「心を入れ替えて子どものようにならなければ、決して天の国に入ることはできない。」
                   (マタイ18章3節)


                            〔2006年5月7日〕