『ペンテコステ』

 

林 宣雄牧師

 

 ペンテコステとはギリシャ語で50日目、つまり五旬祭を指す。ユダヤ教では、過越祭の安息日から数えて五十日目に、初穂を神に捧げる収穫祭である。また、モーセがシナイ山において神から律法を受けたのを記念する日でもある。使徒言行録第2章によると、この五旬祭の日に、イエスの弟子たちに聖霊が降ったと記す。聖霊とは、三位一体の第三位格にあたり、絵画などでは鳩の絵柄で表わされる。

 教会の祭色は、聖霊の炎を示す赤が用いられる。ポーランドではこの日は「緑の祭日」と呼ばれている。また、スウェーデンではこの日を選んで結婚するという。ヨーロッパではペンテコステの翌月曜日は休日が多い。

 「五旬祭の日が来て、一同が一つになって集まっていると、突然、激しい風が吹いて来るような音が天から聞こえ、彼らが座っていた家中に響いた。そして炎のような舌が分かれ分かれに現れ、一人一人の上にとどまった。
  すると、一同は聖霊に満たされ、“霊”が語らせるままに、ほかの国々の言葉で話しだした。」

(使徒言行録第2章1節〜4節)


                              〔2006年6月4日〕