『日本の教会をたずねて』

 

林 宣雄牧師

 

 別冊「太陽」の別冊−No.119、No.127でカラーで日本の各地に小人数のクルスチャンたちと歴史の中を生きてきた教会が紹介されている。美しい教会堂、天主堂、大学のチャペルなどで眺めているだけで訊ねてみたと思う。

 私も、このうちのいくつかの教会を訪ねている。日本三景・天橋立を有する町、宮津に和洋折衷のロマネスク様式の古い天主堂がある。宮津カトリック教会である。自由に入堂ができる。扉を開けて入ると、けやきの円柱に板張りの四分交差リブ・ヴォールト天井で畳敷きの静かな空間が広がる。畳に光を投げかけるフランス製の色ガラスは、ステンドグラスには珍しく開閉式である。1928年(昭和3年)の丹後大地震により外装が損傷したため、当初は漆喰塗だった外壁を西正面のみモルタル塗に改修している木造で日本一古いカトリック教会、1896年(明治29年)の建築である。

 もう一つの教会を紹介したい。宮城県石巻市にあるハリストス正教会(旧聖使徒イオアン会堂)で、現存する日本最古の木造教会堂である。1881年(明治14年)6月に、ニコライが東北巡回の途中、この教会を訪ねたことが日記に残されている。ギリシャ十字を変形させた「花十字」の模様が印象的である。
1978年(昭和53年)宮城県沖地震で被災した。地元の青年たちにより中瀬公園内に移築、復元された。

 

 「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。」あああああああああああああああ(ヨハネ3章16節)

               〔2006年6月25日〕