「教会暦」とは何か −その2−

 

林 宣雄牧師

 

 教会では「聖書朗読日課」(レクショナリー)により、特定の聖書箇所を読み、内容を記念する行為が行われます。1年の中の何月何日(特に礼拝の行われる日曜日)に聖書のどの記事を配置するかが大切です。キリスト教暦と不可分の関係にあるのが「聖書朗読日課」です。教会の礼拝(ミサ)においてChurch Calendarまたは「典礼暦年」と呼ぶ。

 私たちの教会では現在、日本聖書協会発行の「聖書愛読こよみ」を一年間用います。教会では記念ということをよく使います。それは過去の出来事をふり返るだけではなくてそれが現在持っている意義を現実化し、さらに将来に向かっての方向づけをするという意味です。ですから教会で記念(ギリシャ語でアナムネーシス)という場合、過去、現在、未来を貫く神の存在と働きに触れるという信仰の態度をもちます。

 教会の歩みの中で日本の文化と出会い習慣化し人々の生活の中で歳時記となり季節を豊かに彩ってきた面もあります。キリスト教とは無縁であった日本の歳時記にもクリスマス、バレンタイン、母の日、ハローウィンなどが入ってきています。逆に日本の教会では年間行事として、七五三の幼児祝福式や彼岸の頃に墓前礼拝、永眠者礼拝を行う例も増えてきています。

なお、当教会は2008年1月10日に創立100周年を迎えます。

                  〔2006年7月9日〕