「教会暦」と(てん)(れい)(しょく)

 

牧師  林 宣雄

 

 サッカーW杯は、イタリアの優勝でドイツでの40日間の長い旅が終わった。各国のチームの勝敗をテレビで観ていて感じたことがある。各国のチームを応援するスタンドが色彩豊かな光景で、とても美しい。

 さて、教会暦の各期節・祝日には色があります。それらの時のキリスト教的意味を象徴するために定められて礼拝に用いられている。バプテスト派の教会は典礼色を余り用いない。聖堂の幕や聖卓、説教壇のテーブルクロス、牧師のストール(肩から垂らす細い布)、聖壇に飾る生花に用いられる典礼色(Litugical color)と呼ばれる。待降節は「紫」降誕節は「白」公現節は「緑」聖金曜日は「黒」復活節は「白」聖霊降臨節は「赤」という具合いである。それぞれの期節に典礼色が用いられるのには深い意味がこめられている。

 サッカーW杯優勝のイタリア共和国の国旗の色は対戦相手のフランスの国旗の色と似て一ヶ所だけ異なる。イタリアの国旗色は赤・白・緑でフランスの国旗色は赤・白・青の三色旗である。色彩には愛、情熱、血、友情とか信仰、独立という意味がある。典礼色にもキリスト教の教義上の意味づけがなされているのである。

                 〔2006年7月16日〕