「イースター」(復活祭)

林 宣雄牧師

 「キリストが復活しなかったのなら、わたしたちの宣教は()()であるし、あなたがたの信仰も()()です。」(第1コリント15:48)

 イエス・キリストの復活は福音の核心である。これを記念するのがイースターである。

東方教会では「祭りの祭り、祝いの祝い」と称して、とくに盛大に祝う。英語のイースター(Easter)はアングロサクソン神話における(あかつき)もしくは春の女神のエイオストレの名から派生したものと考えられている。ドイツ語で復活祭を表すオースターンは、ゲルマン神話の春の女神アウストロを語源とする。この女神はギリシャ神話の(あけぼの)の女神エーオース、さらにローマ神話のアウローラと同格とされている。多くのヨーロッパ言語では、ユダヤ教の過越祭(ヘブライ語でパスハー)に当たる語を、そのまま転用する。日本ではキリスト教の核心の語である「復活祭」を使っている。

(おう)(べい)でイースターのシンボルといえば(たまご)とうさぎがあげられる。イースターの前の晩にうさぎ(イースター・バニー)が卵(イースター・エッグ)をプレゼントに来ると信じている子どもが多い。花でイメ−ジされるのがイースターリリーと呼ばれる白ユリ(聖母の象徴)やモクレン科のレンギュウ、ブラジル産の赤いサボテンもある。この日は、羊料理を食卓に乗せる家庭も多い。有名なのはイースター・パレードで人々は街を闊歩する。

〔2007年4月8日〕