「母の日」について

 

林 宣雄牧師

 

 年に一度、母に感謝する日として日本でも親しまれている。特に、プロテスタントの教会では、この日に「母の日」礼拝を行なう。

 現在、よく知られている母の日はアメリカのメソジスト教会に属する母親の呼びかけで始まった。その娘のねばり強い努力によって国民の記念日となった。母の名はアンナ・マリア・リーヴス・ジャーヴィスという。

 彼女は牧師の娘として生まれ、牧師夫人となった。ウエストヴァージニア州に住んだ。

母親の健康衛生向上のためのクラブを組織し、南北戦争の後の 1865年に「マザーズ・フレンドシップ・デー」のイベントを成功させた。

その娘で同名のアンナが母を敬慕しており、母親への感謝をこめる礼拝を提唱した。

 アンナは、この最初の礼拝のために母親が好きだった白いカーネーションを五百本贈り母親の愛の美しさ、純粋さ、忍耐強さを象徴とした。母親が存命中は赤い花、亡くなった母親をしのんで白い花としたのである。やがて、1910年、母の日は地元ウエストヴァージニア州の祝日となり、ウッドロー・ウィルソン大統領の時代である1914年に国民の記念日となった。娘のアンナは、目の見えない妹の世話をしながら、母の日を定着させるため運動をつづけ、独身のまま84歳で世を去った。今では世界各地で母親をしのんで記念礼拝がまもられるようになった。

〔2007年5月13日〕